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Kondratyev, V. N.
Journal of Nuclear Science and Technology, 39(Suppl.2), p.550 - 553, 2002/08
中性子星における磁場強度で原子核の構造が変化し、結合エネルギーの殻補正エネルギーに顕著な影響が見られることが判明した。これは、主として核子のスピンと磁場の結合によるパウリ型のスピン磁性効果で、そのために殻補正エネルギーの位相変化として解釈でき、その結果、鉄領域原子核の魔法数が小さな値に変化する可能性が示唆された。
Kondratyev, V. N.
Journal of Nuclear and Radiochemical Sciences, 3(1), p.205 - 208, 2002/06
原子核構造に対する磁場の影響を調べる。魔法数と回転モーメント及び磁気モーメントの変化について解析する。
Kondratyev, V. N.
Physical Review Letters, 88(22), p.221101_1 - 221101_4, 2002/06
被引用回数:42 パーセンタイル:81.91(Physics, Multidisciplinary)中性子星磁場により、クラストに存在する原子核の磁化にステップ状の変化が起こり、そのためにクラストドメインになだれ的な磁化変化が生じる可能性が起こることを見いだした。それにより軟リピーターのバースト現象の統計的性質を理解できることが判明した。
三枝 幹雄*; 金澤 貞善*; 小川 俊英; 川島 寿人; 菊池 一夫; 井戸 毅*; 福山 淳*
Nuclear Fusion, 42(4), p.412 - 417, 2002/04
被引用回数:2 パーセンタイル:6.81(Physics, Fluids & Plasmas)トロイダルプラズマ中での速波電磁界分布の新しい診断法を開発した。JFT-2Mの速波電流駆動(FWCD)実験において、2つの近接した周波数を持つ速波を入射し、そのビート波周波数のポテンシャル揺動分布を重イオンビームプローブ(HIBP)計測によって検出できた。ポテンシャル揺動の強度は電子温度の減少とともに増大した。これは、電子ランダウ減衰による波の吸収が電子温度に依存することを示す。測定したポテンシャル揺動は理論計算による予測とおおむね一致することを確認した。
Kondratyev, V. N.
JAERI-Research 2001-057, 74 Pages, 2002/01
熱力学的扱いにより中性子星物質の磁化を考察する。量子効果から核種の磁化に鋭い磁場依存性が生じることを示す。原子核間の磁気的結合を考慮する事でその異常が中性子星の殻での磁気輸送の異常な飛びを引き起こす。そのようなノイズの性質は、ソフトリピーターのバーストの統計を説明するのに好都合である。
荒 克之*; 海老根 典也
電気学会マグネティックス研究会資料 (MAG-01-55), p.1 - 6, 2001/03
原子炉圧力容器の経年劣化とその磁気的な手法による非破壊計測評価について述べ、それを実現していくうえで重要な課題の一つである「磁気問いかけ」で材料のヒシテリシス磁化特性を同定するという困難な問題を「磁気測定」と「磁界解析」との関係で議論し、それにかかわる研究開発課題についてレビューした。原子炉圧力容器は強磁性を示す低合金鋼で作られており、長期間の供用中に中性子の照射を受け機械的特性が劣化するとともに、その磁気的特性も変化する。そこで圧力容器鋼の磁気的特性の変化を非破壊的に測定し、その結果から圧力容器の材質劣化を評価しようとするのが磁気問いかけ法であり、そこでは磁界解析の支援が必要となる。
海老根 典也; 荒 克之
日本応用磁気学会誌, 22(4-2), p.905 - 908, 1998/00
圧力容器肉盛溶接部厚さについて、非破壊的に磁気計測により測定する実験を行い、その測定法について検討した。圧力容器の板厚を模擬した鋼材に磁気ヨークを取り付て、磁化する過程での鋼材表面上の磁界分布を測定し、磁気ヨーク近傍の磁界分布の中央値と半値幅が肉盛溶接部厚さによってどう変化するのかを調べた。その結果、十分に磁化した状態では、起磁力で基準化した磁界の中央値は厚さに対して単調減少し、半値幅は単調増加する関係が得られた。圧力容器の鋼材を変えた場合にもこの関係が得られた。これにより、肉盛溶接部の厚さが、磁界分布の中央値及び半値幅から決定できることが分かった。
海老根 典也; 荒 克之
電気学会マグネティックス研究会資料, p.37 - 41, 1997/07
圧力容器肉盛り溶接部厚さの非破壊計測について、磁気的手法で測定する実験を行い、検討した。圧力容器の板厚を模擬した鋼材に磁気ヨークを取り付けて、磁化する過程での鋼材表面の磁界分を測定し、磁気ヨークの磁極近傍の磁界分布の中央値と半値幅が肉盛り溶接部厚さによってどう変化するかを調べた。その結果、十分磁化した状態では、起磁力で正規化した磁界の中央値は厚さに対して単調減少し、半値幅は単調増加する関係が得られた。圧力容器の鋼材を変えた場合にもこの関係が得られた。これより、肉盛り溶接部の厚さが、磁界分布の中央値及び半値幅から決定できることが分かった。
岸本 牧; 坂佐井 馨; 荒 克之; 藤田 隆明; 鈴木 康夫*
IEEE Transactions on Plasma Science, 24(2), p.528 - 538, 1996/04
被引用回数:1 パーセンタイル:4.38(Physics, Fluids & Plasmas)トカマクにおける磁界計測は、内部インダクタンス等を求めるために必要なプラズマ電流分布に関する重要な情報を与える。ところが磁界計測のみからプラズマ電流分布再構成をするのは、解が一意に決まらない問題である。本研究では、磁界計測データからのトカマクプラズマ電流分布構成問題を、真空容器断面への電流最適配置化問題とみなし、この組み合せ最適化問題を解く手法として、遺伝的アルゴリズムを用いた手法とホップフィールド型ニューラルネットワークと遺伝的アルゴリズムの結合手法の2つの方法を用いた。そしてこれらの手法をトカマク型核融合装置JT-60Uのダイバータプラズマに適用し、従来プラズマ電流プロファイル再構成手法として一般的に用いられている平衡コードによって得られたものと非常に良い一致が得られた。
荒 克之; 坂佐井 馨
MAG-96-35, 0, p.185 - 197, 1996/02
生体磁界計測における逆問題は解を一意に定めることが本質的に不能であることを、マックスウェルの電磁界方程式より解き明かし、逆問題を解くためには先験的知識の導入による磁界源モデルをどう定めるかが重要であることを説いた。そこで、逆問題を解くためには、磁界計測系をどのように構成するか、そして質の良いデータをどう選ぶかについて検討するため、磁界源である電流と計測値である磁界とを結びつける空間伝達関数の概念を導入し、その空間周波数特性を求めた。これよりマルチチャンネル磁界計測システムの空間サンプリングの条件をシャノンのサンプリング定理より求め、グラジオメータ(空間微分型マグネトメータ)による空間分解能の向上の理論的根拠を示した。
岸本 牧; 坂佐井 馨; 荒 克之
Journal of Applied Physics, 79(1), p.1 - 7, 1996/01
被引用回数:10 パーセンタイル:48.61(Physics, Applied)磁界逆問題は、本質的に解が一意に定まらないill-posedな問題であり、解析的な手法では解くことが出来ない。そこでこの磁界逆問題を、磁界源電流の存在する空間領域への電流最適配置化問題へと変換し、その最適化問題を解く手法として、ホップフィールド型ニューラルネットワークと遺伝的アルゴリズムを組み合わせた新しい手法を提案した。そしてコンピュータによるシミュレーションによりその有効性を示した。
海老根 典也; 竹内 信次郎*; 荒 克之
MAG-96-73, 0, p.73 - 82, 1996/00
蒸気発生器伝熱細管の探傷検査に広く使われている細管内挿のボビンコイル型プローブは、円周方向の傷割れに対して検出感度が悪いという欠点があった。そこで、傷の方向性によらず感度がよく探傷可能なプローブの開発を目的として、探傷プローブの形状を励起コイルによる磁場分布を基に検討し、平行四辺形平面コイルを用いる方法を提案した。原理は、平面コイルを用いて励起磁界を発生させ、欠陥による磁束の乱れ成分を差動型磁束検出コイルで検出する方法である。プローブは、平行四辺形平面励磁コイルと欠陥による励磁磁界の乱れを検出する誘導コイルで構成される。それを用いて、平板の模擬非貫通欠陥に関して探傷試験を行った結果、縦、横のスリット欠陥のいずれでも検出できた。また、穴欠陥についても、直径0.5mmの穴まで検出することができた。
海老根 典也; 竹内 信次郎*; 荒 克之
電気学会論文誌,A, 115(10), p.999 - 1006, 1995/10
ボビンコイル型渦電流探傷プローブは、円周方向の傷割れに対して検出感度が悪いという欠点があった。そのため、傷によって乱される磁束の乱れ成分のみを効果的に検出する乱れ磁束検出型渦電流探傷法に基づき、励磁コイルの磁界分布を踏まえた探傷プローブの構成を検討した。そして傷の方向性によらず探傷可能なプローブとして磁束検出用差動コイル群と励磁用平行四辺形平面コイルから構成される平行四辺形探傷プローブと提案し試作したプローブを用いて探傷実験を行った。その結果、スリット傷の長手方向がプローブの走査方向に対して縦、横のいずれの場合にも検出が可能であること、また直径0.5mmの貫通穴に対しても有効な探傷能力を有することが確認できた。このことから、本プローブの探傷能力は傷の方向に左右されず、かつ小さい穴傷から大きなスリット傷に至るまで有効であることが分かった。
荒 克之; 海老根 典也; 中島 伸也
第4回MAGDA-コンファレンスin鳥取講演論文集; 電磁現象および電磁力に関するコンファレンス, 0, p.79 - 82, 1995/00
原子炉圧力容器の経年による材質劣化(照射ぜい化)を非破壊的に計測する手法として「磁気問かけ法」(MIM)を提案した。この手法は圧力容器鋼材の照射ぜい化とともに保磁力も変化するという事実に基づいている。磁気ヨークを用いて圧力容器を部分的に磁化し、そのときの磁気ヨークの磁極周辺の磁界分布を計測する。この磁界分布より圧力容器低合金鋼部の厚さ方向の保磁力分布を求める。この保磁力分布より、圧力容器劣化に関する重要な情報を得る。本手法が成立するためには、(1)測定磁界分布が圧力容器低合金鋼部の厚さ方向の保磁力分布を良く反映していること、(2)圧力容器に内張りされた非磁性の肉盛り溶接部の厚さが非破壊的に計測できること、(3)保磁力分布を定める関数形が導入できることの3つがある。検討の結果、これらの条件は満されると考える。
坂佐井 馨; 荒 克之
日本AEM学会誌, 3(2,3), p.1 - 7, 1995/00
静磁界系における逆問題と生体磁界計測について考察した。逆問題とは、磁界計測値からその磁界発生源を同定することであるが、本質的に解が1つに定まらない。このことをMaxwellの電磁方程式及びBiot-Savartの法則をフーリエ変換することによって明らかにした。また、これらの式から導かれる空間伝達関数についても考察した。空間伝達関数の性質を理解することにより、測定系の設計に有用であると考えられる。
坂佐井 馨; 岸本 牧; 荒 克之
日本応用磁気学会誌, 19, p.593 - 596, 1995/00
磁束源を選択的に検出する方法として、超伝導体・強磁性体及び磁界センサから成る体系を検討した。これは、側面に電気絶縁層のある超伝導の円筒の中に磁界センサを入れ、されにその上に強磁性体の円筒をかぶせたものである。この体系を、積分要素法を基本とした非線形三次元磁場解析ソフトで解析した。解析では、磁界センサはフラックスゲート型磁界センサ、超伝導体及び強磁性体の厚さは無視できるものとし、磁束源としては、磁気ダイポールを考えた。解析の結果、本体系によれば、センサだけの場合よりもピークが鋭くなることがわかった。分解能を半値幅として定義すれば、センサだけの場合は3.85cm、超伝導体と磁性体を組みあわせた場合は2.09cmとなり、等価的にセンサの分解能が改善されたことになって、磁束源を選択的に検出することが可能である。
荒 克之; 坂佐井 馨; 岸本 牧; 海老根 典也; 中島 伸也
日本応用磁気学会誌, 19, p.493 - 496, 1995/00
圧力容器鋼材の中性子照射による保磁力変化に着目した圧力容器劣化の非破壊計測法として「磁気問いかけ法」が提案されており、この方法においては圧力容器に内張りされた非磁性の肉盛り溶接部の厚さを知る必要がある。この厚さを非破壊的に計測する方法を静磁界解析により検討した。磁気ヨークを圧力容器内壁に取りつけ、肉盛り溶接部を通して磁化するとき、磁気ヨーク近傍の容器内壁面の磁界分布の中央値Hmと半値巾W1/2が肉盛り溶接部厚さgによってどう変化するかを解析した。その結果、起磁力で正規化したHm/NIはgに対して単調減少、半値巾W1/2は単調増加するという関係曲線が得られた。この関係曲線は圧力鋼材の速磁率が500以上では不変となり、gを求めるための校正曲線として使用できることがわかった。これより、肉盛り溶接部厚さgはHm/NIおよびW1/2を計測するような非破壊手法で計測可能であると結論した。
坂佐井 馨; 荒 克之; 伊藤 博邦; 岸本 牧; 片桐 政樹
Review of Scientific Instruments, 65(5), p.1657 - 1662, 1994/05
被引用回数:2 パーセンタイル:36.9(Instruments & Instrumentation)低温におけるCo-Fe-Si-B系アモルファス線の電気磁気特性を調べた。その電気抵抗は約30Kで最小となるが、この値は常温のものとほとんど変化せず、約2.7%減少したにすぎない。また、磁気特性として保持力(Hc)、飽和磁束密度(Bs)及び最大透磁率(m)を調べたが、4.4Kでは常温の値と比べて、Hcは25%、Bs及びmは15%の増加を示した。これらの結果をふまえ、77K以下の低温で動作するマルチバイブレータ型磁界センサを試作した。試作した磁界センサは、常温で+1(Oe)から-1(Oe)の磁界測定範囲で1(mV/mG)という大きな感度を有し、6Kという極低温下でもその変化は約0.5%であった。
荒 克之; 坂佐井 馨; 岸本 牧; 海老根 典也; 中島 伸也
MAG-94-24, p.43 - 52, 1994/03
原子炉圧力容器劣化を非破壊的に測定する方法として磁気問いかけ法(MIM)を提案したが、この方法においては圧力容器肉盛り溶接部の厚さを事前に知っておかなければならない。この厚さを非破壊的に測定する方法を提案し、その方法の有効性をシミュレーション計算により明らかにした。圧力容器に磁気ヨークを取りつけて磁化したときの磁気ヨーク近くの圧力容器表面磁界分布を測定する。その分布の中央値および半値巾を求めると、励磁電流で正規化した中央値および半値巾は、圧力容器の透磁率に無関係に、肉盛り溶接部の厚さによってのみ定まることがわかった。したがって、逆にこの正規化中央値または半値巾を測定することによって肉盛り溶接部の厚さを知ることができる。
荒 克之; 片桐 政樹; 伊藤 博邦; 坂佐井 馨
日本応用磁気学会誌, 18(2), p.703 - 708, 1994/00
ディスク状Bi系高温超伝導体に平面コイルを取付け、交流励磁における磁束の侵入・透過特性を調べた。交流励磁がある大きさに達したとき磁束の透過が生じ、その後急激に透過量が増大し、ある飽和値に達する。この現象は、磁束の侵入は初めにディスクの面内方向に開始され、やがて磁束の透過が起ると、こんどはディスク面に直角な方向での磁束侵入が始まるからである。このことは、磁束の透過量が急激に増大する過程でのヒステリシス磁化特性と飽和値に達したときのヒステリシス磁化特性を測定して、エネルギー損失を求めたところ、前者の過程でのエネルギー損失が後者に比べて単位磁束透過当りはるかに大きいことから説明できる。つぎに直流磁界をかけた状態で交流磁界をかけると、交流磁界の透過は直流磁界を除いたあとでも維持されることが観測された。これは直流磁界のピンニングがあることの客観的な(間接的な)証明でもある。